最近、自宅のリフォームをDIYで済ませる人が増えています。自分で作業すると人件費が必要ないため、大幅に費用を抑えることができる気がしますが、必ずしもそうとは言えません。リフォーム業者は設備機器をメーカーから安く仕入れることができるため、同じ商品でも個人で買うより安く提供できる場合があります。そして、作業に慣れている職人が工事を行う方が、素人が作業するより大幅に短い工期で済みます。
リフォーム工事にはトラブルがつきものです。トラブルの内容には、費用が最初の約束より高くなったケースや、約束した仕様と違う設備を設置されたといったケースがあります。このようなトラブルを未然に防ぐために、契約を結ぶ前に必ず見積書と仕様書を書面で提示してもらいましょう。
リフォーム工事のアフターサービスには法的な義務がないため、サービスの内容はリフォーム業者によって異なります。アフターサービスや保証の内容は、工事の請負契約書と契約約款で確認できます。どちらも堅苦しい内容で読むのは少し大変ですが、とても大切な内容ですから必ず目を通しましょう。
見積書と仕様書、そして工事の請負契約書と契約約款、この4つの書類を確認した後に契約を結びます。契約書を交わすときは、両者立ち合いのもとで各項目を再確認し合います。契約を交わすということは、単にリフォーム工事を依頼するだけじゃなく、契約内容に合意したことになります。トラブルを防ぐためには、書類の内容をしっかりと確認することも大切です。
リフォーム業者を探すときの大事なポイントは、第一に自宅からあまり遠くないことです。遠くても引き受けてはくれますが、トラブルが起きたときに迅速に対応できないかもしれません。
そして、他にも必ず確認したいのが、どんな資格をもっているかと、どのような実績があるかです。実績数は多いけれど専門知識をあまり持っていない業者や、資格をたくさん持っていても、経験が少ない業者もいます。それを見極めるには、直接会って話をするのが一番です。あなたの質問にすぐに答えることができるかや、あなたの要望に対して適切な提案ができるかを、よく観察しましょう。